2015年6月19日金曜日

2015年も山梨idaho、開催しました!のご報告

遅くなりましたが、『山梨idaho 虹展 with Idaho多摩』と題して行った今年のアクションの様子をご報告します!

山梨でのidahoアクションとしては2年目となる今年、甲府駅前にある県立図書館の交流ルームをカラフルにしちゃいました!

去年の開催は「多様な性にYESの日」である5/17を含む2日間でしたが、今年は5/23(土)・24(日)の2日間! 共催であるIdaho多摩はひと足先の5/16(土)~18(月)に開催。
多摩からはスタッフがメッセージや「ゆるキャラグランプリ」の結果を携えて山梨へと来てくれました。(後ほど改めて申し上げますが、この度もまた各方面の方々にご協力いただきました。)

さて、そんな沢山のひとの心意気と頑張りで成り立っている山梨idahoは、今年も内容盛り沢山! 大まかに言いますと……
  • 多様な性の在り方を肯定する「多様な性にYES」のメッセージ!
  • 山梨ゆかりの人たちからのメッセージで、レインボー富士山!
  • オリジナルしおりを作れる体験コーナー!
  • 関連図書が読めるくつろぎスペース!
  • 記念撮影もOK! idahoの立体コラージュ文字!
  • Idaho多摩「ゆるキャラグランプリ」結果発表!
  • “当事者”ふたりが語る、トークショー「身近にいないってほんと?」 など
 それでは、これらを写真とともに振り返っていきます。

* * *

『レインボーフラッグがお出迎え』
山梨県立図書館は本を読んだり勉強したりする場所の他にイベントスペースや交流ルーム、カフェもあり、いつも人で賑わっています。開催当日も、開館前から主に学生さんと思われる人たちが行列を作っていました。そんな図書館の正面入口から入るとすぐに目に飛び込んでくるのが、おそらくこのフラッグ! 県立図書館まで辿り着けば、迷いようがないほど目立っていました。
この交流ルームは、図書館の内側に向けても外側に向けてもガラス張りのお部屋です。準備中からガラス面の横を「何だろうなぁ」と眺めていく人たちもいて、「良かったら見に来てね!」アピールを心の中いっぱいにしました。
  

『お出迎え立体コラージュ!』
会場内に入ると今度は、立体文字がお出迎え! よく見るとLGBT以外の文字も。いわゆる“セクマイ”、セクシャルマイノリティに関連する団体やイベントなどのパンフレットを切って貼って切って貼って。一文字でひと抱えするくらいあるこちらの文字、実はこれだけじゃありません。

 『 Idaho!』
あれ?上手く読めない?
 『あいだほ!』
スタッフは決してふざけてる訳ではございません。大真面目に楽しんでいます。
 『idahoで記念撮影できるよ!』
そう、せっかく一抱えするほどの大きさがあるので、こんな風に記念撮影もできるよ!の例でした。スタッフも後ほど、集合写真を撮ったりしました。
(なお、これらのコラージュ作品に使わせて頂いたパンフレットの団体やイベントについてですが、山梨idahoと直接関係がある訳ではないのでご留意ください。)


では少し順路を戻って、
 『お出迎えレゴ』
 立体文字が目を引くのですが、一番最初のご案内パネルで待ち構えているのがこちら。
「idaho」についての簡単な説明をここでしています。最後に改めて読んで行ってもOK.。
会場には去年同様、「○○人に1人はセクシャルマイノリティ」を表すレゴもいたのですが、今年は写真を用意するのを忘れました! 電通の調査に基づく人数割合にしたので、前回とはちょっと違う並びになったのですが、気が付いた人はいたかな!?

『パンフレットのご紹介』
レゴの横、つまり会場の出入口にはidahoのポスターやチラシと一緒に、今回ご協力いただいたところのパンフレットを貼らせていただきました。受付にはご自由にお持ちいただけるものを置きました。
また、カンパをして下さった方には、虹色の金魚・コウギョ(案内パネルにチラッと写っている子)があしらわれた山梨idahoオリジナルポストカードをプレゼント。


それではまた、順路の先へ進みましょう。
多様な「性」の捉え方についてのパネルの後がコチラ!
 『レインボー富士山!』
この富士山、図書館の外から見ても目立っていたそうです。また会場の頭上にはカラフルなガーランドを飾っていたのですが、これがまた可愛かったです。
『レインボー富士山の正体は山梨ゆかりの人からのメッセージ』
今回、山梨idahoでは山梨にゆかりのある人たちからのメッセージを募集し、展示しました。立場も思いも様々な人から届いたメッセージです。

 
 『全国からの「多様な性にYES」のメッセージ』
(※こちらの写真は、Idaho多摩での展示の様子です。)
虹展会場内、レインボー富士山と対角線上の反対側にあったのが、Idaho多摩のスタッフが作ってくれたメッセージ展示。
やっぱ愛ダホ!idaho-net.』で集められた全国からのメッセージだけでなく、Idaho多摩の会場で来場者さんが書いてくれたもの、はたまたIdaho多摩のスタッフが東京レインボープライドに行った際にその場で色々なひとに書いてもらったものまで、読みごたえたっぷり!
こちらのメッセージはガラス扉の近くだったので、扉の外から読んでくださっていた方もいたり。

 『LGBTs!!』
メッセージ横のガラス扉。 ここは閉め切りにしていたので、入口はあっちだよ!の矢印付き。外からは文字が反転しているけれど、読める人には読めたかも?
 
 『ゆるキャラグランプリ!』
Idaho多摩の会場で塗り絵してもらった数で順位を決定! 山梨idahoの虹魚(コウギョ)はセクマイマイと一緒に2位! 貼ってあるのは多摩の会場で来場者さんが実際に塗ってくれたものです。
  

 立っているのに疲れたら…
 『くつろぎコーナー』
関連図書や新聞記事のスクラップ、パンフレットやフリーペーパーが置いてあります。レインボーグッズや、メッセージとカラフルな写真を合わせたスライドを見ることもできました。

『関連図書紹介コーナー』
置いてあるのは、がっつりセクシュアリティに関する本から性教育的な本、社会学的な本、登場人物に“セクマイ”がいる小説や漫画まで、さまざま。県立図書館から借りたものと、スタッフが持ち寄ったものとがあります。
今回、図書館からはセクシュアリティを説明するものなど人文学系の本を中心に15冊借りました。他にもあるかもしれませんので、図書館の検索機やホームページから「LGBT」や「セクシャルマイノリティ」などのキーワードで検索して探してみてください。


図書館に関連してこんな体験コーナーも…
 『カラフルなオリジナルしおり作って交換しちゃおう!』
「何だかよく分からんけんど、部屋がカラフルになってるし、しおりも作れるらしいから寄ってみるじゃん」も大歓迎!! のコーナー。 自分用にデコレーションするのと、他の来場者とメッセージ交換するものと2枚、好きなように作っていただきました。
スタッフ手作りの消しゴムはんこが可愛くてすごくオススメだったんです。シールも手作りで沢山用意してあったり、エンボス加工ができる道具もあったりと、思わず作業に没頭してしまう瞬間も。スタッフとお喋りしながら作ったりもできました。

消しゴムはんこは、なんと開催中にも順次増えていき…
 『ゆるキャラグランプリから、かものはしが!』
ゆるキャラからは他にも虹魚やセクマイマイがいたり、「YES!」「idaho」の文字や武田の四菱も追加登場したりしました!


『受付の辺りからのパノラマ!』
パノラマなので実際の距離感とは少々違うのですが、会場の半分はこんな感じでした。2日目のトークショーは画面の真ん中右寄り、メッセージ展示の前に椅子を並べて行いました。右側の人たちは、しおり作り体験中!

2日目のトークショーは「身近にいないってホント?」と題して、スタッフからいわゆる“当事者”の立場にあるふたりがその背景にある心境や状況について語りました。
――どうして「身近にいない」と思ってしまうのか、思われてしまうのか、そしてその結果、どういうことが起きているのか、どうしたら「身近にいる」になるのか。
語り手のふたりには、「自分が“当事者”だ」とは思っていなかった時期がそれぞれにあります。その時期の経験も、“当事者”としての経験もどちらも踏まえて、おのおのがこれまで感じたり考えたりしてきたことを話しました。
また今回、たまたまセクシュアリティはふたりとも「Xジェンダー」&「バイセクシャル」。同じカテゴリーの言葉で表せるふたりが話すことで、ひとつのカテゴリーの中にも例えば見た目が、例えば生き方が、例えば「性」への感じ方が違う人がいると、伝わったらいいなと考えました。
私たちはそれらのカテゴリーを代表して話している訳ではなく、あくまで「自分の場合はこうだ」という例をひとつずつ語っているだけだ、というのは伝えたいことのひとつでもありました。


最後に、1日戻って…
 『交流会・にじカフェ!』
今年はidaho開催中に交流会を設けました。会場でもスタッフと自由に話していただけましたが、空いたお腹を満たしつつより気軽にお喋りができるように。
参加条件はセクシャルマイノリティかどうかではなく、誰かと話してみたい人ならOK!ということにしました。図書館から場所を移して18時半にスタートしたのがあっという間に終了時間に。場所を貸して下さった方のご厚意で、その後も延長して残る方もいたようです。

* * *

いかがでしたでしょうか。
この記事では各コーナーの振り返り程度に収めましたが、山梨idahoのツイッターではスタッフや来場者の方からのその場でのツイートや感想、報告などをすでにいくつかご紹介させて頂いています。
ツイログサービスにも登録していますので、もし宜しければ2015年5月23日、24日周辺のツイートをご覧ください。


さて、それでは最後になりましたがここで改めて。
今年も山梨idahoを無事に開催できたのは、共催のIdaho多摩に限らず、開催の告知や準備、相談などを通して各方面の方々からのご協力があったからです。
また当日、会場に来てくださった方を始め、会場の外から見て下さっていた方、さらには遠方から応援して下さっていた方々にもお礼申し上げます。

去年の会場と比較して「人の目」が格段と増える開催となりました。
だからこそ会場に来ることにも勇気が要ったかもしれない。
一方で、「誰か」が多様な性の存在を、言葉を、そしてそれについて何かやってる人たちが山梨にもいるということを、知ってくれたかもしれない可能性を感じました。

私たちのこの一歩が、振り返ったら誰かの一歩にもなっているのかもしれない。だから、また次の一歩を踏み出してみる。


山梨idahoは来年の開催も目指します。

(山梨idaho スタッフ のの)

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